ここ数日、東芝がHD DVD事業から撤退する旨の報道が、NHKやロイターで報道されましたが、
東芝からの公式コメントでは、正式決定ではない旨の発表が2/18にありました。
どうも、この報道騒動自体は、推測するにワーナーがHD DVD陣営から離反してから、
BDの流れに一気に傾いたことで、東芝は事業撤退の時期を探っていて、今回は
世間の反応を見るために、意図的に情報をリークしたのではないかと思われます。
もはや、HD DVDをデファクトスダンダードにもっていくことは、不可能に近いので、
東芝としても、事業撤退時期を見極めないといけないですしね...
アメリカは、パッケージメディアを視聴する傾向が強いみたいですので、競争の過程で
安売りしたHD DVDプレーヤーを購入したユーザーの訴訟騒動になるのではないかと
心配しています。
まあ、どちらにしても、私の予想ではテープメディアから始まったメディア規格競争は、
今回のBD vs HD DVDで最後になるのではないかと思います。
インターネットに代表されるネットワークが、身近にかつ高速化してきている現代では、
近い将来、メディアに蓄積するのではなく、ネットワーク上に蓄積して、さまざまな
データをネットワーク経由で好きな時に閲覧するスタイルが一般的になるのではないかと
予測しています。
若い世代では、テレビの依存度が非常に下がって、携帯電話や携帯ゲーム機の
重要性が非常に高まり、ネット依存度が非常に高くなっています。
今の子供たちが大人になるころは、まったく違う形のメディア構成が一般的に
なっているような気がします。
本日(2/19)に東芝がHD DVD事業からの正式撤退を発表しました。
○東芝がHD DVD事業終了を正式発表,Blu-ray対応AV機器の販売計画はなし
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080219/294172/
NANDフラッシュメモリの方へ事業を集中させるということですので、
この経営判断は間違っていないと思います。
ただ、レコーダーの分野では、結構よいレコーダーを開発していますので、
当面の対応として、BD対応はOEMでもよいので行った方がよいのではと
思いますが...
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